翔んで行く

生粋の旅行、飛行機ヲタクが早口で旅行の魅力を語るブログ。海外に10年住んだからこそわかる日本や海外、さらに飛行機の魅力について若干二十歳の学生が書き残す。誰かの役に立てたらいいな。

旅行のイロハ番外編 日本で見れる飛行機たち

飛行機に乗るだけが空港じゃない?!日本の空港の魅力

 私はよく暇な時に飛行機を見に羽田空港へ行くのですが、毎回展望デッキの人の多さにびっくりします。特に休日は老若男女問わず飛行機を使う訳でもないのに空港へ足を運ぶ人を大勢見かけます。小さい子供を連れたお父さんお母さんや見送りや御出迎えでデッキへ来る人達、でっけえバズーカみたいなカメラを構えている人達などなど皆さん思い思いの過ごし方をしています。このように、展望デッキがあるなど空港がひとつの観光地になっている国は珍しく日本の空港の魅力のひとつと言っていいでしょう。ところで皆さんは行き交う飛行機の種類を当てることは出来ますか?飛行機の種類を当てることが出来ればもっと空港が楽しくなります。今回は日本の空港で見れる飛行機について紹介します。

赤い航空会社編(JAL

日本にある航空会社の中で一番日本感があるのはやはりこの会社でしょう!業界売上高は二位、200機以上の航空機、国内就航路線133路線、海外66路線を持つ大きな航空会社です。

B737-800

 B737-800は日本で一番よく見かける飛行機です。また、製造元のボーイング社のベストセラー機でもあります。最初に開発されたのは1967年(ファーストフライト)と今から半世紀以上も前になる飛行機です。そして2011年には通算7000機目のB737が製造されました。初代のB737から幾度となく改良されてきている飛行機なので新しくはないですが、頼れる飛行機です。見分け方としては、

  1. 比較的小さい
  2. 翼の先が大きく折れ曲がっている
  3. 垂直尾翼の進行方向側の付け根が折れ曲がっている

です。まずこの飛行機は日本国内や近距離国際線用に作られた機体のためそれほど収容人数は多くなく、航続距離もそこまで長くはありません。しかし、燃費の良さや汎用性の高さから様々な場面で使われています。次に、翼の先が大きく折れ曲がっている点です。ウィングレットと言ってこれをつけることにより、巡航中の燃費が良くなるみたいです。このウィングレットがついている飛行機はいくつかあるのですが、ついてない飛行機もあるので翼の先を見るだけでどの飛行機なのか少し判断材料を狭めることができます。そして、垂直尾翼の進行方向側が折れ曲がっているのは737特有です。この飛行機は空港の大小問わず様々な所へ飛んでいるので乗る機会は多いのではないでしょうか。また、写真でもわかるように背が小さく、ボーディングブリッジがかなり斜めになっていることがわかります。機内の内装はいたって普通ですが、USBポートもあり、客のニーズにあった設備となっています。ただコンセントはないのでそこは注意。

B737-800

ボーディングブリッジはかなり下に傾いている

全長:39.5m

全幅:35.8m

全高:12.5m

エンジン推力:11.0t or 12.4t

巡航速度:840km/h

航続距離:2010km or 5200km

B767-300

B767は先述の737を大きくしたような飛行機です。独特の高いエンジン音やメインギアが進行方向へ傾いているのが特徴です。737のように派生型や改良型のような飛行機はなく、デビュー当日の原型を残す飛行機のため、ある意味日本を飛んでいる飛行機の中では1番古いタイプの飛行機かもしれません。操縦も難しいらしく、この機種を操縦するパイロットはほかのパイロットから1目置かれるとか。しかしこの機体、悪い所だけじゃないみたいです。機体に対してエンジンが強いのか(これは個人の仮説です)、上昇のスピードがほかの機種と比べて圧倒的に早いらしいです。

B767 (Wikipediaより)

全長:54.9m

全幅:476m or 50.9m

全高:16m

エンジン推力(片側):27.2t

巡航速度:862km/h

巡航距離:2930km or 10460km

見分けるポイントは

  1. メインギア(主脚)が着陸時に進行方向へ傾いている
  2. ドアの数が前後に一個ずつ、翼の上に非常口が一個か二個ある
  3. 737ほど短くなく777ほど長くもない
  4. 離陸時のエンジン音はキーンと高め
  5. あんまり特徴のないオーソドックスな飛行機

B777-200

B777は国内の主要路線や近距離国際線で使用されたボーイング社の比較的新しい機材です。といっても登場から20年が経ち新しい飛行ではありません。コロナ前はシンガポールなどのアジア各地へ飛んでいたみたいですがパンデミック後からは国内路線を飛んでいました。国内線では国際線用の座席をそのまま使っていたため、国内線のクラスJでは国際線のビジネスクラスの座席に座ることができました。そのため、B777-200のクラスJはとても評判が良かったみたいです。また、コックピットは表示器が旧式のブラウン管から一新されモダンなデジタルの表示器に変わった最初の飛行機みたいで、今後デビューするボーイングの飛行機の操縦席のもとになったといわれています。さらに、航続距離にも優れており、ブラジルのリオデジャネイロからアラスカのアンカレッジまでノンストップで飛ぶことができるほどの航続距離を持っているらしいです。2023年5月現在、残る777-200は一機となりまもなくすべてのB777-200が退役します。ひょっとしたら今一番レアな飛行機かもしれません。飛行機の新しい時代の先駆けとなったB777を見に空港へ行くのはいかがでしょうか、、?

数少ないB777-200

全長:63.7m

全幅:60.9m

全高:19.7m

エンジン推力(片方):44.1t

巡航速度:905km/h

航続距離:14040km or 13100km

見分けるポイント

  1. ドアの数が片側4つずつ
  2. メインギアの数が片足に3対もある
  3. 大型機だけあって胴体が太くずんぐりむっくりしてる

B777-300ER

日本で見れる一階建ての飛行機では一番大きい飛行機です。先ほどのB777-200の改造型でより大きくなっています。長い胴体に大きなエンジンが特徴です。主にロンドンやニューヨーク、パリなどの長距離国際線へ投入されており、JALで唯一ファーストクラスを搭載しているガチのフルパフォーマンスをのっけてる飛行機です。たまに羽田から名古屋まで飛んでいるみたいなのですがやはり上級クラスは常に満席のようです。翼の下についているエンジンは片方で52.4tの推力を生み出し、その直径はB737の胴体の直径とほぼ同じ。控えめに言って性能がバケモンですね。コックピットの内装は777-200と変わらないらしいです。比較的新しい飛行機のため、B747(通称ジャンボジェット)と比べ燃費が20%上昇し環境にも優しい飛行機となっています。2023年秋以降B777-300ERも順次置き換えが進むみたいで引退の足音が近づいています。

ドアは片側五つずつ、胴体がとても長い

国際線で唯一ファーストクラスを搭載している機材

全長:73.9m

全幅:64.8m

全高:19.7m

エンジン推力(片側):52.4t

巡航速度:905km/h

航続距離:14340km

見分けるポイントは

  1. すっげえ長い
  2. ドアは片側五個
  3. 力強い唸るようなエンジンスタート音

B787-8、9

様々な改良がなされた次世代の旅客機です。通称ドリームライナー。国内では主要路線、海外では近距離から遠距離まで様々な所へ飛んでいます。デビュー当初はエンジンやバッテリーの不具合が多くみられ、日本国内でも緊急着陸を要する事案が起きましたがかなり前に回収がされ今では安全な飛行機になっています。期待は炭素複合材でできておりこれまでの飛行機と比べて圧倒的に軽く、エンジンも静かで高い高度へも軽々と到達できるとのことです。また、機内の環境についても既存の飛行機よりも湿度が高く肌にも優しい。さらに、飛行機には乱気流の影響を減らすガストサプレッションという機能も装備しており、乗り心地にも最新技術が使われています。機内のシェードは手動ではなくボタンによって操作する電子シェードが採用されているところもハイテクな点です。国内線でも座席には機内エンターテイメントがあり次世代の旅客機は今後さらに乗る機会は多くなりそうです。

エンジンの排気口が波打っている

コックピットの窓は四枚になっている

全長:56.7m[62.8m]

全幅:60.1m[60.1m]

全高:16.9m[17.0m]

エンジン推力 (片側):32.8t[34.8t]

巡航速度:916km/h[916km/h]

航続距離:14800km[14800km]

[]内は-9の性能

見分けるポイント

  1. コックピットの窓は四つ
  2. エンジンにカバーがギザギザになっている
  3. 飛んでいるときは翼がしなっている

A350-900

この飛行機はアメリカのボーイング社ではなくヨーロッパの多国籍企業の航空機メーカーエアバスによって作られた最新の飛行機です。また、JALの持つ飛行機の中で一番新しいです。最大の特徴は翼の先にあるウィングレットJALの色である赤に塗られています。コックピットの窓の周りは黒く塗られており前から飛行機の顔を見ると狸のようになっています。機内は窓が従来よりも大きくなり、機内エンターテイメントも座席に備え付けられていてモダンな内装になっています。加えて、機外カメラもついていて垂直尾翼からの視点と前輪のあたりからの景色も画面を通じて見ることができます。機体は787のような炭素複合材が使われており軽くなっており、高高度まで素早く到達できるみたいです。

コックピットの窓のふちが黒くなっていてサングラスをかけているようになっている

ホッキ貝のような翼端(ウイングレット

全長:66.8m

全幅:64.75m

全高:17.05m

エンジン推力(片側):33.7t

巡航速度:916km/h

航続距離:5900km

見分けるポイントは、

  1. コックピットのふちが黒い
  2. 翼端はホッキ貝のような色

E170

この飛行機はブラジルのエンブラエル社が開発した飛行機です。主に地方の空港で見ることができる小型のジェット機で店員は200人以下とかなりコンパクトな飛行機です。大阪から青森などの地方都市から地方都市などの路線でよく見かけます。小さいながらもほかの飛行機に負けない性能を持っている力強い飛行機です。どうやら座席や通路の幅、天井が高い飛行機みたいで快適な飛行機みたいです。塗装は今までのJapan Airlinesではなく、J-AIRという系列の会社の塗装となっています。同じ日本航空系列ですがオペレーションは別会社となっています。私は乗ったことないのですが、いつか乗ってみたい飛行です。

写真がなかったのでJALのホームページより(出典:https://www.jal.co.jp/jp/ja/5971/seatmap/seatmap.html)

全長:29.9m

全幅:26.0m

全高:9.9m

エンジン推力(片側):5.9t

巡航速度:800km/h

航続距離:2600km

見分けるポイント

  1. 塗装がJ-AIR
  2. 翼の上に小さなドアの印がない
  3. E190より短い(これは難しい)

E190

大体は先ほどのE170と同じです。胴体を長くしてより多くの乗客を乗せれるようになった飛行機です。主に地方の空港で見られます。この飛行機も同様乗ったことがなく、いつか乗ってみたい飛行機です。

写真がなかったのでJALのホームページより(出典:https://www.jal.co.jp/jp/ja/5971/seatmap/seatmap.html)

全長:36.2m

全幅:28.7m

全高:10.6m

エンジン推力(片側):7757kg

巡航速度:800km/h

航続距離:3000km

見分けるポイント

  1. J-AIRの塗装
  2. 翼の上に小さなドアがある
  3. E170より長い

DHC-8-400(DH4)

この飛行機はDe Havilandという飛行機メーカーが作った飛行機で日本では主に離島便で活躍しています。琉球エアコミューターという日本航空系列の航空会社が運航する小型のプロペラ機です。那覇を中心に大東島や与論、宮古島などへ飛んでいます。

写真がなかったのでJALのホームページより(出典:https://www.jal.co.jp/jp/ja/5971/seatmap/seatmap.html)

全長:32.8m

全幅:28.4m

全高:8.3m

エンジン推力(片側):5017馬力

巡航速度:667km/h

航続距離:2367km

見分けるポイント

  1. プロペラ機
  2. 塗装は琉球エアコミューター

ATR42-600

JAC先ほどのRACと同じように地方を拠点としている航空会社で、この飛行機は運航されています。鹿児島をベースに沖縄の離島や参院の離島へ飛ばしています。また、北海道エアシステム(HAC)でも運航されており北海道内の空港間でも使用されています。以前まではSAAB340という飛行機が運航されていましたが今はこの飛行機に置き換わっています。中にはハイビスカスの塗装がされた機材もあるみたいなので探してみてください。

写真がなかったのでJALのホームページより(出典:https://www.jal.co.jp/jp/ja/5971/seatmap/seatmap.html)

全長:22.7m

全幅:24.6

全高:7.6m

エンジン推力(片側):2400馬力

巡航速度:556km/h

航続距離:1326km

見分けるポイント

  1. ATR72より短く窓の数が少ない(難しい)

ATR72-600

先ほどのATR42を大きくしたタイプの飛行機で同様に日本エアシステムJAC)で西日本を拠点に飛んでいます。

写真がなかったのでJALのホームページより(出典:https://www.jal.co.jp/jp/ja/5971/seatmap/seatmap.html)

全長:27.2m

全幅:27.1m

全高:7.7m

エンジン推力(片側):2475馬力

巡航速度:510km/h

航続距離:1528km

見分けるポイント

  1. ATR42より長く窓の数が多い(難)

飛行機は乗客を運ぶだけではない

毎日たくさんの人たちを全国様々な所へ送り届けている日本航空ですが、同時に荷物も運んでいます。もちろん乗客の手荷物もそうですが、地域離島へ物資を運んだりするなど地域の重要なインフラとしての側面もあります。

まとめ

以上の飛行機たちがJALの飛行機として日本や世界の空を飛んでいます。みなさんが次乗るときはどの飛行機に乗るのか、空港へ行って行きかう飛行機を見てその飛行機の機種を当てれるか試してみてください!今後ほかの航空会社のバージョンやもっと飛行機や旅行のディープな内容のものを作っていきたいと思います。最後まで見ていただきありがとうございました。良ければスターや登録などしていただけるとコンテンツ作成の励みになります。それではまた次回の記事でお会いしましょう。ではではー!